お風呂ってスゴイ!! 水圧

テーマ:お風呂
2008/11/07
水圧でキュッと締め付ける。

静脈の流れが変わる。流速が変わる。

つまりは,静脈血の心臓への戻りが速くなります。
心臓にもどった静脈血は,心臓からまた拍出されます。
結果的に,お風呂に入って,温められた静脈血が,早く心臓にもどり,温かいまま各器官に送り出される。
この血流による温熱対流によって,お風呂に入って湯に浸ったことで,全身の温度上昇が得やすくなります。

これを,うまく活用するのが足湯。水圧を利用した温浴療法機器開発

写真は,当社で開発中の,車いす対応下腿浴です。
車いすに乗車しなければならない患者様は,お風呂に入る時に介助が必要となり,なかなか入浴することができません。
でも,車いすに乗車し続けていると,座っていることと,足を動かせないことから,ふくらはぎがむくみやすく,深部静脈血栓の形成が心配されます。

皆さんも,「エコノミークラス症候群」という言葉を聞いたことがあると思います。
その危険が車いすで生活する方には常にある。
しかし,お風呂に入って,水圧でキュッと締め付けて深部静脈血を動かせない。
そんな方のために,車いすに乗車したまま,当社の超音波水中音響浴を可能にした機器を開発しようとしています。

この開発過程で,膝下静脈の静脈血管径と血流速度をエコー(超音波画像診断装置) を使って計測してみたのですが,足湯をするのとしないのではやはり違いが出ました。

足湯は水圧をうまく使うものなんですね。

水圧でキュッと締め付ける

テーマ:お風呂
2008/11/05
ご無沙汰してます。
今日はオバマ氏が米国大統領に選出されました。
永住権はないですが,実は米国国籍も有する若井としては一応見てました。
TVニュースで開票率0%なのに,それぞれの得票率が出ていたのにはちょっと"?"を感じましたが。

水圧でキュッと締め付ける。
体を締め付けることは"圧力"という物理エネルギーを使った,物理療法になります。

体を圧力でキュッと締め付けて,人体に対して影響を及ぼしたい・・・。
このような療法は,全身麻酔をかけるような手術後にも活用されます。
その時は,先日書いたような"圧力勾配"を付けたサポーターで「ふくらはぎ」を締め付けるのですが。

その目的は,「ふくらはぎ」を"圧力勾配"を持ったサポーターで締め付けて,「静脈環流」の流速を増すことで,静脈の流れを促し,「深部静脈血栓(深部の静脈内にできる血液のかたまり:血流速度が遅いことで固まるリスクが増えると考えられる)」の形成予防をするためです。

ふくらはぎを締め付ける → 静脈血管が締め付けられる → 血管径が小さくなる → 流速が速くなる

庭にホースで水をまくときのことを考えてください。
ホースの先端を指で押しつぶすと,「ピューッ」て水が出ますよね。
ホースの直径をつぶすことで小さくすると流速が速くなるので,「ピューッ」て水が出るのです。

同じように,水圧で体を"圧力勾配"をもって締め付けると,静脈の流れが変わります。

お風呂に入ると静脈の流れ方が変わる・・・。

考えたことがある方はちょっと変わってるかも。
不思議ですね。

水圧で"きゅっと"締める

テーマ:お風呂
2008/10/23
水圧で"きゅっと"締める。

水圧は「圧力勾配」を持ちながら,浸水するすべての面から「均等」に圧力をかけていきます。

圧力勾配を作るハイソックスやストッキングでは,はき方や,テンションの掛け方(ひっぱり方)で,「ムラ」ができる可能性があります。(実は坊主ながらはいて試してみました。買うのも恥ずかしければ,坊主がハイソックス・・・。かなり悲しい光景でしたね)

でも,水はそんな「ムラ」は作りません。

「関節」という複雑な形状をした部位でも,自然の摂理として均等に圧力をかけます。

水圧で体・・・,特に「末梢」と呼ばれる手足を締め付けるといいことが起きるんですよ。

「きゅっと」締めよう,締めたらどうなる,楽しいことが待っている♪

水圧

テーマ:お風呂
2008/10/22
ご無沙汰してます。

水圧。

水圧は1cm増えるごとにどんどん増えていきます。

専門的には1cm水深が増えるごとに,0.73mmHg増えます。

mmHg・・・。

血圧などでよく目にする単位ですよね。
ミリメーターマーキュリーと読みます。

今日の新聞に「医学用語が難解で読み替えを」なんて記事が載っていました。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/081021/edc0810211829004-n1.htm

昔から圧力を図るために水銀(Hg)柱を活用していたことからこの単位があります。

一般的な30代後半男性の平均的な血圧で収縮期血圧で130mmHg,拡張期血圧で79mmHgの圧力で,心臓は血液を送り出しているそうです。

水深60cmのおふろに入った場合,一番底では0.73×60=43.8mmHgの圧力で体は締め付けられます。

そこから,1cm水深が浅くなるにつれて,0.73mmHgずつ圧力が少なくなり,水面では0mmHgになります。

つまり,浴槽底から水面まで43.8mmHg→0mmHgの"圧力勾配"ができることになります。

この"圧力勾配"。

女性の方は見覚えありませんか?

ふくらはぎをキュッと締め付けるハイソックス。
むくみの軽減などで「美しい足に」ってやつですよ。

水圧は,この圧力勾配を作ってくれるんです。

あなたのおうちの今あるおふろで

お風呂に入って得る物理療法 4つの物理力   の一つ

テーマ:お風呂
2008/10/08
読んでいただいている奇特なあなた。

お風呂入りました?

お風呂に入って得た物理エネルギー,一つは「温熱」という「あたたかい」という物理エネルギーでした。

おふろ=温かい=やわらぐ&血行が良くなる。

でも,おふろは温かい以上にすごいことが起こっています。

「温かい」という「温熱エネルギー」を活用する物理療法はいろいろあります。

生活の中でも考えてください。

寒くて冷えているときに体を温めてくれるもの・・・。



ファンヒーター

こたつ

電気ストーブ

床暖房

フリースの上着

ババシャツ


そりゃいろいろあります。

おふろのすごいところは,「温めるだけではない」ところ。

そこに関係する物理エネルギーは...。


水圧 です。


おふろに入って,「今俺水圧の影響を受けて治療しているんだ~」って思う人はまずいないでしょうね。

おふろ=温浴=物理療法→どの物理エネルギーを考える?

テーマ:お風呂
2008/10/02
さて,おふろは物理療法であることを書きました。

まあ,お風呂に入っているときに「私は物理療法の施術中」と思う方はいないわけで・・・。

でも,今日はいったおふろであなたは物理エネルギーの恩恵を受けていたわけで・・・。

どんな物理エネルギーの恩恵を受けていたのでしょうか?

あたたかさ? あたたかさ?あたたかさ?

この問題を出すと大体の方は「温熱エネルギー」挙げて,「温熱エネルギー」以外で困ってしまいます。

今日はいった「おふろ」で得た物理エネルギー,治療に活用する物理エネルギーは4種あります。

ひとつは「温熱エネルギー」。

後の三つは何でしょう?

"健康にいい"は"小難しい"

テーマ:ブログ
2008/09/24
毎週,水・木・金の日程で,関東方面の医療機器商社や病医院・接骨院に対する営業に忙殺されています。
当社の営業は"車"での移動が原則なので,毎週1500kmの道のりの旅をしています。
ようやく,普段拠点にしている埼玉県志木市(たぶん岐阜の方にはどこかわからないと思いますけど...)のビジネスホテルにLANが導入されて,こうしてブログに登校できるようになった次第で・・・。
今後は頑張って投稿します。

さて,前回書きましたように,"健康にいい"お話は,"医療"につながることになっちゃうんですよね。

よく,"難しいことはいい"から,"何に効くか"教えて!!

といろいろな方に聞かれます。

当社では主力製品が医療機関対象なので,"難しいこと"を"難しいまま"ご理解いただけるお客様(国家資格を持っている方・医師・理学療法士・作業療法士・柔道整復師の方など)とお話しているために難しくなるのかもしれません。

でも,僕は"治療器"という"道具"のことを考えたときに,"使い方を知って使う"のと,"使い方はよくわからないまま使う"のは大きく意味が違うと考えています。


ということで,ブログの練習は終了。
次回から本題に入ります。


生理反応 温めると血行が良くなる

テーマ:お風呂
2008/08/26
大変ご無沙汰してしまいました。

最近関東方面担当だったセールススタッフ社員さんが退職し,久しぶりに関東6県の営業担当をしてあいさつ回りなどで忙殺されてしまいました。
しかも,当社の営業はすべて車移動で,パソコンが使えず,1BOXを止めることができるビジネスホテルがいまどきLAN接続できないなど,悪条件だらけ。
いやはやすいませんでした。

先日の話の続きです。

温まると血行が良くなるんでしょ?

よく聞かれます。

人間の体に皮膚上から「温熱(おんねつ)エネルギー」によって刺激すると,刺激した部位の温度が上昇します。

ここからがポイントです。

温度上昇→炎症の化学メディエーターの局所放出→血管拡張物質遊離→血管拡張
  ↓                                             ↑
皮膚温度受容器が感知 → 脊髄後根神経節 → 交感神経アウトプット減少→↑ 
  ↓                                             ↑
  →→→→→→→→→→→→→平滑筋弛緩→→→→→→→→→→→→→→↑

これは温度上昇から血管拡張に至るまでのメカニズムです。
何が何だかわからない方もいらっしゃるかもしれません。

でも,温度上昇したことで体の中で起きる反応なんです。

これらの反応を生理反応といいます。

電気や光,熱などの物理エネルギーによって人体に刺激を加えると様々な生理反応が体の中で起きる。
この生理反応を利用して治療するのです。

物理療法ってなによ

テーマ:お風呂
2008/07/24
はじめましてからご無沙汰しております。
東海地方も梅雨明けし,暑いさなか,各務原市民プールで子供と日焼けして「ブラック若井」になってしまっていますが,皆様いかがお過ごしでしょうか?

お風呂=物理療法」って書きました。

で,物理療法ってなによってことになります。

物理療法というのは,温熱,寒冷,光線,水,マッサージ,電気などを用いる身体的治療の科学および技術です。

って言ってもやっぱり良く分からない。

つまりは,様々な物理エネルギーを体の外から照射して,照射された部分で生じる生理反応を治療に応用する治療方法の一種となります。

ちゃんと説明しようとすると,かなり小難しい話になりますので,少しずつご説明をしていきたいと思います。

ま,「あたためると血行が良くなるんでしょ?」をこんなに乱暴に間をはしょらないで見ていこうってことですので,書き連ねていくことで皆様にもご理解いただけることになると思います。

でも,皆さんが「効くの?ねえ,ホントに効くの?」って一番気になることは小難しいことでもあったりするんですよ。



はじめまして!!

テーマ:ブログ
2008/07/18
当社の製品 オンパーAT-2
はじめまして。

日本超音波工業株式会社の若井克治と申します。

当社は,「温浴に超音波域水中音響エネルギーを付加した物理療法機器」を研究開発製造しているメーカーです。

って言ってもなんだか漢字ばっかりで小難しい話ですよね。

要は,整形外科クリニックや接骨院などで,骨折後の治療や,捻挫後の治療などに使用する「リハビリ用のお風呂の治療器」の製造をしています。

そんな関係で,「お風呂=物理療法」というとらえ方をしていますので,お風呂の豆知識が満載。

そこを紹介してほしいと,ちらしやドットコム 河田社長に言われて,このブログを始めることとなりました。

どんなことになるのかわかりませんが,よろしくお願いします。