ここに地果て、海はじまる

ヨーロッパの西の果て「ロカ岬」に行ってきました。
北緯38度47分、西経9度30分のここが「COBO DE ROCA」と呼ばれる
ヨーロッパ大陸の西の果てです。
写真の十字架の下の部分には「ここに地果て、海はじまる」とポルトガル語で
書かれています。
この言葉は、ポルトガルで最も知られた詩人であるルイス・デ・カモンエスが
「ウズ・ルジアダス」の中で読んだ一節ですが、大航海時代のポルトガルの
人々は正にこの言葉の通り大陸を目指したのでしょう。
ポルトガルの観光会社のお兄さんと話していた時に16世紀に日本にポルトガルは多大な影響を日本に与えたことを説明したら、その成果以上に沢山の
人たちが冒険を求めて航海に出て行き、帰ってこなかったと言っていたのが
とても印象に残っています。
正に当時は命がけの冒険だったわけです。
現在のベンチャー企業の語源が、アドベンチャーからくるように当時の
航海は正にアドベンチャー・・・当時のポルトガルは国の繁栄と存続の
目的の為にチャレンジのリスクを積極的にとった結果が私たちの知る
ポルトガルの大航海時代だった訳ですね。
皮肉なことに、海外進出での強みが弱まるに連れて、ポルトガルは安定を
かき、次第に衰退していきまた隣国からの制服を受けるようになったのです。
つまり競合の列国が台頭してくることによって次第に存在感を弱めていくのです。
これも正に現代の企業の栄枯盛衰と非常に似ていますね。
自社から見た主観、お客から見た客観、競合から見た競観・・・
やっぱり大切ですね。
よく中小企業の経営者の社長にも「今、とても調子いいのでこのままでいいんだよ」って方がいらっしゃいますが、調子の良い時だからこそ次の戦略をしっかりと考えて、準備して早く取り組まなければいけないというよい事例ですね。
そのままの状態がずっと続くなんてことは世の中あり得ません。
特に変化の激しい現代では尚更のことです。
エンリケ航海大学を作ってから結果が出るまでに当時は半世紀かかっています。
現在の経営では新しい取り組みが本当の意味で形として表れるのには5~7年かかると言われています。
ここの理解をできる経営者とそうでない経営者とでは、5年後の経営状態が
まったく違ってくることは想像に難くないですね。
多くの文化を残したマヌエル様式なるものまで足跡を残したマヌエル1世は
エンリケ航海王子の取り組みの結果の結果のまた結果としての栄華を享受してその上に大いなる文化を築き上げたという考え方もできますね。
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