未完の礼拝堂

リスボンから北に向かっていくとバターリャという世界遺産の街があります。
この地名はポルトガル語で「戦い」という意味らしいです。
ポルトガルの古い街自体に多いのですが、街全体が城壁で囲まれている
街で、その中心になっているのが世界遺産に登録されている「勝利の
サンタ・マリア修道院」です。
1385年にわずか6500名の兵を率いるジョアン1世はスペインからの
独立をかけて戦い勝利を収めます。
彼はこの戦に際して神に助けを求め、勝利の暁には修道院を建てると
約束していたそうです。
そして建てられたのがこの修道院です。
1388年の着工から100年もの歳月をかけて建てられましたが、
いまだに完成に至っていない部分もあり、屋根のない「未完の礼拝堂」と
言うのが本堂の外にあります。
未完になっている理由は、設計上のミスとか王の墓を収める為に作り始めた
リスボンのジェロニモス修道院の手伝いに建設技師が行ってしまったなどと
言われているそうです。
礼拝堂なのに青空が見える独特な空間がとてもユニークです。

